あなたが今この記事を読んでいると言うことは適応障害の自覚症状があるのではないでしょうか。
筆者も過去に仕事によるストレスから適応障害と診断されたことがあり、休職から復職までの流れを経験しています。
この記事では適応障害によくある症状と医療機関にかかる前の注意点、医療機関で適応障害の診断を受けた場合のその後の行動についてご紹介します。
適応障害の症状
ここでは適応障害と診断される方によくある症状について説明します。
不眠
厚生労働省によると不眠症の症状は以下の4つに分けられるそうです。
入眠障害:寝付きが悪い
中途覚醒:眠りが浅く途中で何度も起きてしまう
早朝覚醒:早朝に目が覚めてしまいそれ以降眠れなくなる
熟眠障害:ある程度の時間寝ているのにも関わらずぐっすり寝たという感じが得られない引用元:厚生労働省
具体的な目安としては以下になるでしょう。
入眠傷害:布団に入って眠ろうとしてから眠るまでに30分〜1時間以上かかる。
途中覚醒:入眠してから約1時間ごとに目が覚めてしまう。
早朝覚醒:朝目覚ましをかけている時間よりも1時間以上早く起きてしまい、以降眠れなくなる。
熟眠傷害:7〜9時間以上寝ているにもかかわらず、日中帯に眠気がある。
上記のような症状が1つでも出ていて、週3日以上ある場合は不眠症と言えます。
動悸
ストレスを強く感じた時に心臓の拍動を強く感じたり、早く感じたりする症状が出ている場合は動悸の症状があります。
具体的には会社に出社しようとした時や苦手な上司と話す時など特定の状況下において動悸が起きる場合は、動悸の症状があると言えるでしょう。
吐き気
吐き気もストレスを抱えている人に起きる症状の一つになります。
交感神経が活発になることにより、胃の動きが不十分となり吐き気を催すことがあります。
吐き気を感じるタイミングは、人それぞれだと思いますが、筆者は朝歯磨きをしている時や電車に乗ってる時に吐き気を感じました。
悲しくないのに涙が出る
この症状はわかりやすい症状ですが、今の環境や状況に過度なストレスを感じている証拠になるので、できるだけ早く病院に行きましょう。
抑うつ
抑うつの症状は複数あるためいくつか紹介します。
・休日が楽しみにならない。
私は土日祝日が休みの会社に勤務しています。
そのため金曜日は華金となるわけですが、心が健全であった時と比べて明らかに金曜日を楽しく感じられなくなっていました。
週明けの事を金曜日に考えてしまっている事が原因で、例えば日曜日に「次の日から仕事か…」となるのはよくある話だと思います。
しかし金曜日から次週のことを考えて憂鬱になっているのはおかしいので、そのような週が続くようであれば、抑うつの症状が出ている可能性が高いです。
・趣味に興味が湧かない
これも筆者の体験談になりますが、私はゲームが趣味で平日だろうが休日だろうが関係なく1日2時間ほどゲームをしていました。
しかし会社でのストレスが大きくなってきてから好きだったゲームに対しての興味が薄れていき、適応障害の診断を受ける直前には週に1時間ほどにまでにゲームに対する興味、意欲が減っていました。
このように趣味や没頭していたことに興味が薄れてやる気がしないのも、適応障害の症状の1つとなります
・思考力や集中力の低下
仕事をしている時に普段と比べてぼーっとしている時間が長い、考えないと進まない作業なのに考えがまとまらないなどといった場合も適応障害の疑いがあります。
以上が、適応障害によくある症状でした。
複数の症状が軽度に出ている方もいれば、1つの症状が強く出ている方もいると思います。
具体的に何個以上当てはまれば適応障害であると断言することはできませんが、上記の症状により、日常生活や仕事に支障が出ているのであれば、病院に行くことをおすすめします。